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【ABLENET VPS】自作した仮想通貨自動売買ツールをWindows Serverで動かしてみた!【Python】

auto-trade-on-windows-server

以前、こちらの記事で仮想通貨の自動売買ツールを作成しました。

ただ、常に動作させるためにはPCをつけっぱなしにしておく必要があります。

そこでこちらのツールをABLENET VPSを使って動かしてみたいと思います。

前回、契約してサーバーの動作確認まで行ったので、今回は自動売買ツールを動かしてみます!

前回の記事はこちら!

Gitのインストール

まずはGitHubからソースコードをクローンしたいのでGitをインストールします。

ブラウザで「git windows」で検索して一番上に出てきた「Git for Windows」からインストーラーをダウンロード。

Git for Windows

64bit版のインストーラーをダウンロードしようとしたらエラーが…

ダウンロードエラー

IEの設定の「インターネットオプション」からセキュリティタブを選択し、レベルのカスタマイズから「ファイルのダウンロード」を有効にします。

ファイルのダウンロードを有効化

これでダウンロードできるようになったのでダウンロードします。

インストーラーを実行し、すべてデフォルトのままインストールしました。

無事、gitコマンドが使えるようになりました。

Pythonのインストール

次にPythonをインストールします。

以下のURLからインストーラーをダウンロードしてインストールします。

https://www.python.org/ftp/python/3.9.9/python-3.9.9-amd64.exe

「Add Python 3.9 to PATH」にチェックを入れてインストールしました。

これでPythonが使えるようになりました。

ついでにライブラリもインストールしておきます。

以下の3行を実行します。

$ pip install pandas
$ pip install boto3
$ pip install retry

ソースコードをクローン

次にソースコードをクローンします。

パブリックなリポジトリなのでアカウントや鍵は不要です。

SSHではなく、httpsでクローンしてください。

使いやすいようにデスクトップにクローンしました。

$ cd Desktop/
$ git clone https://github.com/Shunsuke0112/coincheck-auto-trade.git
クローン

.envの環境変数を実行環境に設定

.envのACCESS_KEYとAPI_SECRETを自分のAPIキーに書き換えます。

他の項目はお好みで設定します。(デフォルトでも問題ないです。)

その後、「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」→「システム」→「システムの詳細設定」→「環境変数」→「システム環境変数」に同様の値を設定します。

環境変数の登録

実行してみる

Git Bashなり、PowerShellなりを再起動した後に以下のコマンドを実行します。

$ python ./src/main.py

無事実行できました!

実行結果

エラーが出力されなければ実行されています。
私の場合は一度Ctrl+Cで停止したらログが表示されました。

あとはこのまま放置するだけですね!

あとがき

今回はDockerを使わないで実行してみました。

諸々のインストールや環境変数の設定を考えるとやっぱりDockerのほうが楽ですね。

また、初めてWindows Serverを使いましたが、Windowsと同じように使えて良いですね。

Linuxに慣れてない人やコンソール画面が苦手な人には良いかもしれません。

1台契約しておくと何かと便利そうです!